設立趣旨

晩婚化と未婚率の増加傾向が全国的に顕著である現在、私たちが住むこの富山も例外ではありません。
この傾向が現役世代の人口の減少につながり、ひいては年金・医療の問題をはじめとした社会保障問題の要因の一つになることは、容易に察することができます。
すなわち、明るい未来を構築するには、“結婚する”ことが重要な要件であり、最も有効な対策になると考えています。

“結婚する”ことに必要不可欠な事は何なのかと考えたとき、それは健全な出会いであることが分かります。昨今、婚活という言葉も定着し、結婚に関する様々な形態の事業所が出会いを提供する身近な窓口として増加しています。
これに伴い、このような事業所を利用した際の消費者トラブルによる相談件数が増加したいることが見受けられます。
その理由として考えられることは、営利至上主義に根ざした事業所運営の限界に他なりません。

そこで、私たちは更に踏み込んだ視点で消費者側から本当に必要とされる「健全な出会い」を提供する組織が必要と考えました。
そして、この基本理念を踏まえて、私たちは、2つの目的に沿って活動していることとしました。

1つ目は、結婚は世代間を超えた共通の課題であると捉え、既に現役世代から退かれた方々の豊富な人生経験から得られる様々なアイデアを拝借しながら、私たちが必要と考える「健全な出会いを提供する窓口」を順次開設していくとともに、結婚に係わる幅広い調査、情報発信、情報交換、提案等を行い優良な事業所を普及させることです。
そして、県内で多岐に渡りご活躍されている外国人の方々にも同様に「健全な出会いを提供する窓口」をご利用したいただき、富山で家庭を築いていただく、きっかけ作りを実践してまいります。

2つ目は、上記の活動がきっかけとなり、集まった方々を交え、子どもたちも含めた県民全体で楽しめる語学学習、文化交流、経済交流等、私たちが必要と考える地域活性化活動に順次着手していくことです。

以上の活動に加え、様々な個人、地域、団体、有識者の方々と連携し、ご協力を賜りながら、私たちにできる持続可能な活動を1つ1つ積み上げてまいります。
こうした活動は、希薄化しているとされる人や地域を活性化し、将来、私たちの住む富山がいきいきと魅力ある国際都市として発展していくものと確信しています。

申請に至るまでの経過

結婚に係わる事業所が増加している中、富山県内の一部の当該事務所において不適切な行動があったとの報道があり一時、社会問題となりました。
今後、早急な業界全体の信用回復と事業内容の向上についての対策が必須であるということは社会保障問題の観点からもうかがい知ることができます。

また、これらの問題には、2つの大きな要因があると考えました。1つ目は、営利至上主義による結婚に係わる事業の限界であること、2つ目は個人である消費者(利用者)と当該事業者のみの契約であるため、事業内容の解釈に相違が生ずる可能性があることです。

これらの要因を鑑みて、消費者(利用者)と事業者の中間を立ち位置として活動する何らかの存在が必要であり、この存在となることこそ、私たちの使命と捉えました。
更に私たちが目指す地域活性化活動が県民全体に幅広く恩恵をもたらし、かつ長きにわたって活動していくためには、地域、団体等との連携が必要と予想され、信用力の向上のためにも法人格が必要と考えられることから、特定非営利活動法人の申請に到りました。

平成26年5月22日
特定非営利活動法人一期一会とやま
-さくら色の出逢いから動きはじめる夢をカタチに-